稀代の文豪・山田悠介先生の代表著作『リアル鬼ごっこ』が、遂に満を持しての念願の映画化されるようです。
▼リアル鬼ごっこ:100万部のサスペンスが映画化決定 主題歌はKOTOKOに(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071022mog00m200045000c.html
山田悠介さんのベストセラー小説「リアル鬼ごっこ」(文芸社)が、「夜のピクニック」の石田卓也さん(20)とテレビドラマ「わたしたちの教科書」の谷村美月さん(17)主演で映画化される。
(中略)
「リアル鬼ごっこ」は01年発売の山田さんのデビュー作。国王の恐怖政治下にある西暦3000年の日本で、王の命令によって「佐藤」の姓を持つ人々が、捕まると殺される「リアル鬼ごっこ」の標的とされ、命がけの逃走を繰り広げるというサスペンスホラー。高校生ら若者を中心に口コミで人気が広まり、累計100万部を超えるベストセラーとなっている。
(後略)
山田先生といえば、2ちゃんねる掲示板のミステリ板や創作文芸板あたりでそのご尊名をお見かけしてその噂を重ね重ね存じておりましたが、実はこの私自身、先生の著作をこの目で直接拝見させていただいたことは私自身実はございませんでした。
ただ該当スレに視線をひた走らせるだけでも、我ながら個人的に非常に有意義で楽しかったと頭に記録しております。
さて、今回のエントリですが、知らない方には何が何やら、という今回の話題かもしれません。
山田先生のオリジナリティにまみれた独特の文体を体現する代表的テンプレは、例えば以下のようなのが似つかわしいですね。
▼【厚顔無恥】山田悠介part14【国語無視】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1180353113/
3名無しのオプ[sage]2007/05/28(月) 21:01:30 ID:+sa8UxSZ
山田流秘奥義~『仏壇返し』
「ましてや数分間で全てを思い出す事は全く不可能だった。翼は思い出す。」
山田流秘奥義~『涅槃』
「しかし、翼の心境が大きく変化したのは彷徨い続けてから、その直後であった。」
山田流秘奥義~『運命』
「大介があまりに耳を疑う発言をした瞬間、ベートーベンの交響曲第五番『運命』が翼の脳に響き渡っていた。」
山田流秘奥義~『日英日翻訳風』
「そして、翼はこれが一番の衝撃を受けた。これは、それ程まではっきりと見えなかったが、
腰の辺りに何か拳銃の様な武器がチラッと確認できた。」
山田流秘奥義~『その意見に異議無し』
「王様はその意見について顔を見ながら『この意見はよいと思わぬか?』と意見を尋ねた。 」
山田流秘奥義~『一皮剥けたはずが』
「翼は森田との出会いによって、一枚皮がめくれたというか、たくましくなった。」
山田流秘奥義~特異体質
「翼と愛は鬼ごっこ体制へと体を硬く引き締めた。」
山田流秘奥義~写真に目あり
「翼は辛い表情を浮かべながら、写真から強引に目を引き剥がした。」
山田流秘奥義~びっくり時計
「翼はそれに気づくと腕時計に目をやった。アッという間に時は既に九時半を回っており」
山田流秘奥義~体内不完全燃焼
「苦しそうに呼吸を繰り返すだけで、息を吐いては白い煙が舞っては消える。」
4名無しのオプ[sage]2007/05/28(月) 21:03:10 ID:+sa8UxSZ
山田流秘奥義~四次元四面楚歌
「そこには目の前に九人の鬼達が翼を囲むようにして全ての鬼が地面に落ちた翼をゴーグル越しに見据えている。」
山田流秘奥義~別れ際の幻想
「翼はリュックを片手に後ろを振り返り、それでも堂々とした歩き方で振り返る事もせず、皆に別れを告げた。」
山田流秘奥義~世界を支配するもの
「翼は辺りをキョロキョロさせながら」
山田流秘奥義~標準体型発見
「鬼達はピタリと足を止めた。翼達に標準を合わせている。」
山田流秘奥義~超人記憶術
「翼は輝彦から教えられた住所を頭の中で何回も唱えて、頭に叩きつけた。」
山田流秘奥義~ちょっとうるさい程度
「そのボリュームといったら耳をふさいでもハッキリと聞こえてくるぐらいの盛大な演奏だった。」
山田流秘奥義~驚愕カメレオン
「翼は驚きのあまり視線がハエを追いかけている様に一点に定まらない」
山田流秘奥義~親子ドッキリ対決
「おやじ......あんたも老いたな、と翼は心でそう呟き、腰抜けた輝彦に背を向け」
山田流秘奥義~変態おやじ登場
「それはよく、変態おやじが電車で痴漢をした時に、された女性が鳴らす警報機によく似ていた。」
山田流秘奥義~中年おやじ登場
「中年のおやじが風呂に入ってからの第一声に、その意味は全く別だがそれに似ていた。」
やはり、パイオニアには真似出来ない確かな確信犯的力強さがそれには強く備わっているように感じます。
そもそも理系畑出身者で高卒アホウの私ごときでは少々役不足気味ですが、山田先生にもう少し近づくための鍛錬することが上達の近道のようですね。
今回の映画化で情報が各所に広く喧伝されてしまったようで、下記のコピペブログなんかに詳細は詳しいようです。
▼( ;^ω^)<へいわぼけ: リアル鬼ごっこが映画化 主題歌はKOTOKO
http://www.heiwaboke.com/2007/10/kotoko.html
27 名前: ネコ耳少女(関西地方)[sage] 投稿日:2007/10/22(月) 16:42:31 ID:U9CoW+5r0
「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた」
「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」
「十四年間の間」
「ランニング状態で足を止めた」
「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」
「いざ、着地してみるとそこは森の様な草むらに二人は降り立っていた」
「永遠と続く赤いじゅうたん」
「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」
55 名前: 巫女(東京都)[] 投稿日:2007/10/22(月) 16:47:35 ID:jRl9RLne0
「もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして」「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」 「罪として重罪が下される」
「いかにも挙動不審な行動で」 「そう遠くなく、近いようだ」
「愛を探すしかほかないのだ」 「十四年間の間」
「うっすらと人影がかすかに現れた」 「しかし、洋の姿は何処にも見当たらなかった。何処を探しても、洋の姿は見当たらない」
「佐藤さんを捕まえるべく鬼の数である」 「ランニング状態で足を止めた」
「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」 「三人は分かち合うように抱き合った」
「営々と逃げ続けた」 「二人は鬼たちに目をとらわれていた」
「もう一度首を右に左に素早く後ろへと回し、ぐるりと体を反転させた」
「一人の鬼が瞳の奥に飛び込んだ」 「九人の足跡がピタリと止まった」
「記憶を全く覚えていなかった」 「永遠と続く赤いじゅうたん」
「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」
413 名前: 巫女(東京都)[] 投稿日:2007/10/22(月) 18:43:47 ID:jRl9RLne0
・山田突っ込み
本の中には、筆者による突っ込みが実に多いです。よくマンガなんかで、欄外に
作者による突っ込みが入るものがありますが(最近は少ないけど)、まさに
それのノリです。それが本文中に出てくるので、ものすごくリズムが悪くなります。
「今度は違うウエイトレスだった。別にどうでもよいが...」
「これなら百メートル、九秒、いや、八秒で駆け抜けてやるぜ。これは言い過ぎたか...」
「料理を作っているのか?それしか思い浮かばないが...」
「こんな夜中にあんな猛スピードで駆け抜ける人間はそうはいないだろう。
いるかも知れないが...」
「一般市民も自分の命がやっぱり大事なんだなと翼は思う。当然だけど...」
「まるで、強盗犯に包丁を突き付けられたあの感じ。あの感じって、そんな経験
した事ないだろ!」
あと下記の一節に対する...
144 名前: 役場勤務(北海道)[sage] 投稿日:2007/10/22(月) 17:06:17 ID:LvWWvVgp0
宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と豪華な料理を運び出していた。
それは朝食とは思えないほどの豪華さで、一般市民がこの料理を見たらこれが本当に
朝食か?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれていく。
王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天井へと伸びている豪華なイス。
全てが"豪華"これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
...前述コピペブログのコメント欄住人たちによる果敢にして勇敢な校正の試みが挑戦されます。
8 名前:匿名[] 投稿日:2007/10/22(月) 23:20:15 ID:
この本読んだこと無いけど、頑張って114の文章を書き直してみた。どう考えても私にはこれ以上の直しは無理でした。推敲の達人求む。
宮殿は朝食の時間を迎えており、メイド達は次々と豪華と言っても過言ではない料理の数々を運び出していた。
それはまさしく朝食とは思えないほど。一般人が見れば、誰もが晩餐ではないかと仰天するはずだ。
この王様が毎日どのように暮らしているかは、これを見ただけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれ、やはり豪華としか言いようがない、目を見張るほどの大きなテーブルの上を埋め尽くす。
その横には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天上へと向かっている椅子も並んでいる。
贅の限りを尽くしたとしか言えない程に、その光景は"豪華"なものだった。
42 名前:匿名[] 投稿日:2007/10/23(火) 11:56:21 ID:
スレ内からリンクしているページで内容確認おk。
ネタとしては悪くないんじゃね?本筋をもう少し伏線張りつつ綺麗に組み立ててれば化ける作品だとは思う。
つーか「ある意味先が読めない」作品だな。ここまでキャラクター性を無視した無理矢理展開+期待を(悪い意味で)裏切ってくれる行動は普通出せないよ(笑)
しかし、何よりもレビュアーや無茶苦茶な日本語ワロス。これは初版なら読んでみたい。いい欝になれそうだ。
>>8に対抗して144を書き直してみるテスト
宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と料理を運び出している。
その内容はとても豪華で、一般市民がこの料理を見たら「本当に朝食か?」と驚かずにはいられないほどのものだ。
(普通はここにどんなものが並んでるか軽く書くのでわ?)
少なくとも、これを見るだけで王様が一般市民に比べてどれだけ贅沢な暮らしているかは想像出来るだろう。
なおも料理は運び込まれていく。
暫くして、王様の目の前には全ての料理が出そろった。
目を見張るほどの大きなテーブル。 目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。 そして、座っているのは背もたれが必要以上に大きく天井まで届いているイス。
部屋の中にあるもの全てが、それ以外の単語が思いつかない程に"豪華"だった。
うん、無理orz
43 名前:匿名[] 投稿日:2007/10/23(火) 12:11:47 ID:
宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と豪華な料理を運び出していた。
それは朝食とは思えないほどの豪華さで、一般市民がこの料理を見たらこれが本当に
朝食か?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれていく。
王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天井へと伸びている豪華なイス。
全てが"豪華"これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
↓
よーし、俺が日本語化してやる
↓
朝食の時間を迎えた宮殿は活気に溢れ、身なりを小綺麗に整えた給仕の者達が、ひっきりなしにテーブルに料理を運んできた。次々と運ばれてきた料理は、朝食と呼ぶにはあまりに壮大であり、この山と積まれ山海の珍味をあつめたかのような様々な食材の数々をもし一般市民が見たとしたら、目を白黒させるに違いない。
朝食に給される食材の量、種類たるや、細々と一般的な生活を送る人々の朝食とはおよそ似ても似つかぬものであり、今日、この場で次々に運び込まれる多数の料理を見れば見るほど、普段、王がどのように恵まれた生活を送っているのか、食事だけではなく、衣・住もまたかくありなん、と想像せずにはいられないだろう。
運び込まれる数々の壮麗な料理を、言葉もなく驚愕の表情で眺めるしかない私の目の前で、絢爛たる第一級の料理は、まだ不足しているのだとでも言うように、給仕たちが淡々と、途切れることなく料理を運び込んでくる。
依然、運び込まれる数え切れない程の料理であったが、しばらくして、ようやく、王に給するべき食事は、数も種類も出そろったようだ。それにしても、この料理燦然と輝くがごとく盛りつけられた無数の料理がのっているこのテーブル、一体何人が座ることができるのか、と目を見張らざるを得ない程の大仰なテーブルである。それでいて所々に細緻な文様が施され、重厚感のあるオーク材の重みと対照的な美しさを醸し出していると言える。このテーブルは、いかにも王者の付く食卓に相応しい。
また、卓上には純金で鋳造され、細やかな細工が施されているフォークとスプーンが配され、天上から吊された水晶ガラスのシャンデリアの煌びやかな光を反射している。この一揃いのフォークとスプーンの値段だけで、一体どれだけの価値があるものなのか、容易に想像できるものではない。
そもそも、列席者が今座っている椅子の、無駄とも思える程に天上へ向かって伸張している、この背もたれの優美な曲線は、まさに王侯にしか許されぬ程の浪費を寓意しているのかも知れない。
一言で言い表そうと試みるのならば、壮麗かつ豪華、であり、この言葉以上に適切な表現などおそよ思いつかない程、凄烈なまでに贅を尽くした、「豪華」な、朝食という儀式であった。
作家ならこの程度の日本語が書けなければ困るわい。
64 名前:匿名[] 投稿日:2007/10/23(火) 19:38:52 ID:
宮殿では朝食の時間を迎えており、メイド達が次々と豪華な料理を運び出していた。
それは朝食とは思えないほどの豪華さで、一般市民がこの料理を見たらこれが本当に
朝食か?と目を仰天させるに違いない。これだけで一般市民との差は歴然と離れており、
王様が毎日どのようにして暮らしているかはこの朝食だけでも想像がついてしまう。
なおも料理は運び込まれていく。
王様の目の前に全ての料理が出そろった。豪華で目を見張るほどの大きなテーブル。
目の前には全てが金で作られているナイフやフォーク。
そして、背もたれが必要以上に天井へと伸びている豪華なイス。
全てが"豪華"これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
↓
俺も純文学風に改変してみる
↓
宮殿に甲高いラッパの音が鳴り響く、宮殿の床を葺く大理石のタイルは朝の冷気を吸って弦のように張り詰め、高い天井、遠い壁もまた音の反響を援けあたかも宮殿全体がこれで一つの楽器であるかのようであった。
ラッパの音は王の食事の時間を告げていた、来る日も来る日も同じ時刻に繰り返されるラッパの音は営々と続く絶対王政の象徴であり城下の民はその音を聴くたびに王宮を遠くに感ずるのだ。
市井の民は王が朝食に口にするものの献立はおろか今しがた聴こえたこのラッパの音が王の朝食の時間を告げる音だと知っている者さえもほとんどいない、それほどまでに王宮での王の暮らしとは凡下には窺い知ることの出来ぬ天上での出来事なのである。
王は巨きなこの国の建国の経緯をモチーフにした様々な金細工をほどこしてある木製の卓についた。
テーブルの上にはこれまた金細工を施した銀製のナイフとフォークが並べられている、背丈をはるかに越える不必要に高い背もたれに身を預け王は侍女達が次々に料理を運んでくるのを尊大な態度で眺めていた。
本来、王が席についてから給仕を始める無作法など以ての外であるが、この倣岸な王は自らの見ている前で贅を尽くした料理がこの国の歴史を刻んだテーブルの上に並べられていく様を好んだ。
通例の儀式などよりもこの毎朝の給仕こそが王の権力の飽くなき渇望を満たしていたからだ。
まあ、延々に話題は尽きないので話はこのへんで終了。
因みにですが、一時期より数は人気の陰りが減りつつはあるものの、こういう山田先生のファンサイトの一種もあったりなんかします。
▼THE REAL ONIGOKKO ARCHIVES
http://www.geocities.jp/goukagouka/ro/
ここからあえてマジレスですが、山田悠介先生は既に壁を乗り越えておられるご様子で、あまり面白おかしくネタとして叩き過ぎるのもどうかなと個人的に思うのです。まだお若いし、元は自費出版だしね。
118 名前: 乳母(長野県)[sage] 投稿日:2007/10/22(月) 17:01:30 ID:JaeM3PJo0
>>99
で、お前さんが書けるのか? といったら書けないだろ?
まず書いて、出版したという点でこの人は勇気があるし、
人をひきつけた点でやはり才能があった。
そして、初版時のちょっとした瑕疵がカルト的な詮索すら
招いている。それも魅力の一つになってしまっている。
ハルヒ・ゼロ魔・シャナあたりの第二次ライトノベルブーム、あるいは近年のケータイ小説の席巻に関連してか、近頃は「21世紀の乱れた日本語批判」みたいな現象をたまに見かけるようになりました。
兎角表現手法なんてものは時代とともに動物じみた変化をし続けるようなもんだと認識してはいますが、どう見ても質の低いもんは低いまんまの姿で受容され、消費されていくわけです。
かく言う私自身、実は高校生の頃からテキスト書きには何度か挑戦してきてまして、創作系同人誌への寄稿やらゲームシナリオやら、転んだり起きたりの反復で実際はあまり形になっていなかったりします。
自分自身の文章能力自体がお世辞にも他人様を批判できるところにすら達していないのもあるので、自身の常識力の切磋琢磨の意も含め、あらゆるものを他山の石としていきたいものです。